子どもの入学準備、教科書や学費など高額な出費に加えて制服一式をそろえるのにいくらくらいかかるのだろう?とお悩みの方や、イベントや撮影などで制服が必要になってしまった方などに向けて解説していきます!

高額な出費だからこそできるだけ負担は減らしたいですよね。制服の平均的な値段、選び方や費用を抑えるポイントについてもまとめました。

制服の平均的な値段

学生服といっても公立か私立によって値段が変わってきますが、今回は公立校についてまとめました。公正取引委員会の学校制服の取引実態についての報告書をもとに制服一式をそろえるのにかかる平均的な値段を表にしてみました。※税込価格

平均価格内容
中学生・男子¥44,721詰め襟/シャツ/コート
中学生・女子¥45,480セーラー服/リボン/コート
高校生・男子¥70,767ブレザー/シャツ/ネクタイ/セーター/ベスト/コート
高校生・女子¥75,402ブレザー/ブラウス/リボン/セーター/ベスト/コート

参考:公正取引委員会『各制服品目の価格推移

さらに、スラックスやスカート、シューズ、鞄など各学校で指定されているアイテムが追加で発生する可能性があるため、さらに出費が重なるでしょう。そして、制服以外にも、体操服や上履きなどもありますのでさらに費用がかかることも…

また、制服の価格は最大で6万円以上の差が生じることもあり、その背景には、生地や仕立ての違い、学校指定業者との継続契約による価格固定など、さまざまな要因があるようです。

公立校であっても、地域やデザインの凝り具合や校章の刺繍の有無によっては、私立校並みに高くなる場合も見受けられます。反対に、デザインをシンプルにし、業者を入札制にするなどの取り組みを積極的に行う学校では、価格を抑えられるなど学校の方針によって、価格の差が生じているようですね。

制服購入時の重要なポイント

制服はほぼ毎日身に着けるものなので、ストレスにならないようサイズ感は大切です。また購入時期やアイテムごとの必要な枚数なども事前に把握しておくと大きな出費にも事前に心構えができれば、初めての制服購入も不安が減るでしょう。

この章では、後悔しないための制服サイズの選び方や、制服の用意する方法を解説していきます!

サイズ選びに失敗すると、急に買い替えが必要になるなど後々の出費がかさんでしまいます。特に中学生の男子は背がグッと伸びるケースが多く、2サイズ程度余裕をみて購入する方が多いようです。

また、シャツやブラウスなど毎日洗濯するアイテムは複数枚用意しておくと便利ですね。ブレザーやスカートなどは基本的に1着でも回せるものの、破損や汚れのリスクに備えて追加で購入する方もいらっしゃるようです。

さっそく必要枚数やサイズ選びについて詳しく見ていきましょう!

制服っていつ購入するの?

一般的に、新入学前の年末から年度末にかけて制服の注文が増えてきます。多くの店が繁忙期に入るため、早めの予約や採寸を行うことで余裕を持った準備が可能となります。

早期割引やまとめ買い割引を提供している店舗もあるため、複数のアイテムを同時に購入する場合は積極的に活用しましょう。こうしたサービスを利用することで、費用を抑えながら必要な数を確保できます。

さらに、校則で許可される範囲で既製品を取り入れるのも方法のひとつです。
純正品にこだわりすぎず、靴下やカバンなど安価なものを組み合わせてトータルコストを抑える工夫も考慮してみてください。

制服のサイズ選びは子どもの成長を見越して選択!

制服はほぼ3年間毎日着用するもの。そして子どもの成長期とも重なるので、それを見越して大きめのサイズを購入される方が多いようです! 下記は文部科学省の学校保健統計調査をもとに作成した、日本の中学・高校の間に伸びる平均の表です。

1年(cm)3年(cm)3年間の合計(cm)
中学生・男子154.2166.011.8
中学生・女子152.3156.44.1
高校生・男子168.6170.72.1
高校生・女子157.2158.00.8

参考:文部科学省『令和5年度学校保健統計(確定値)の公表について 

中学性の男の子は約12センチも伸びるようで、中学1年生のサイズで購入すると中学3年生になるころには丈が足りなくなっていそうですね…。

また、個人差があるため、女の子でも中学3年間で10センチ以上伸びる子もいます。そのため、ぴったりサイズで購入するよりも、少し大きいサイズを購入した方がやはり安心です。

ただ大きすぎるサイズだと多少だらしない印象にもなりかねませんので、寸法してくれる業者さんや、過去の成長ペース、ご両親や兄弟たちの成長パターンなどを参考にすることをおすすめします。

アイテムごとの必要枚数の目安と選び方

シャツやポロシャツ、靴下などは洗い替えが必要になるため、最低でも2~3枚は持っておくとスムーズです。部活動や天候によって汗をかく時期は着替えの回数も増えるため、そのぶん余裕を見ておきたいところ。

ジャケットやスカート、ズボンは頻繁に洗濯しないアイテムなので、1着を着続ける方が多いです。 大幅にサイズが合わなかったり、直せないほどの破損ができてしまい、卒業まで時期が近い場合には、兄弟やOB・OG、知人など共通の制服を持っている人から一時的に借りたり、譲り受けるなどで費用を抑えることができます。

服は購入以外の選択もある!

制服は学校の指定する業者さんや、制服販売店から購入するパターンがほとんどですが、おさがりをもらったり、中古を購入したりと様々な方法で用意することも可能です。節約しつつ制服を用意する方法についていくつかご紹介します!

中古の制服を活用

中古制服は、先輩や卒業生が使わなくなったものを買い取る形が一般的です。状態が良ければ新品の半額以下ということもあり、経済的負担を大きく軽減できます。

インターネットのフリマアプリや専門のリユースショップでも、中古制服を扱っているところは増えています。サイズや校章などの仕様が合えば、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。

おさがりの利用で制服代を節約

制服代を節約するには、兄弟や知人からおさがりを譲ってもらうといった方法があります。すでに使い慣れた制服のため、機能やサイズ感も確認しやすい点がメリットです。おさがりは単なる節約になるだけでなく、リユースによる環境負荷の軽減にもつながりエコしながら用意ができます。

ただし、汚れや型崩れなどによって着用感などがあり新品同様にいかない点がデメリットとしてあります。事前にしっかりチェックし、クリーニングに出しましょう。見た目や耐久性に大きな問題がなければ、十分に着用できます。

割引セールやネット通販の活用

店舗や制服販売店では、学年末や進学シーズン前にセール価格で販売することがあります。時期を合わせてまとめ買いすると、大幅な割引を受けられるケースも珍しくありません。

また、ネット通販ではクーポンやポイント還元などのサービスを活用しやすいため、人によっては店舗で購入するよりも安く済む場合があります。サイズ交換や返品ポリシーを確認すれば、失敗したときにも柔軟に対応可能です。

とくに地方在住で近くに専門店がない場合、オンラインショップは種類の豊富さや価格比較のしやすさという点でメリットがあります。時間や交通費の節約にもなるため、上手に使いこなすことで賢く買い物ができるでしょう。

撮影やイベントで制服を利用する場合はレンタルも視野に

制服を着用する期間が限られている方は、制服レンタルがおすすめです!しっかりとした素材の制服を求められている方は、レンタルショップを利用すると購入するよりもかなり費用を抑えて用意することが可能です。

レンタルショップによってコスチューム系の制服やリアルな制服、海外の制服など取り扱っている商品はまちまちです。そのため、ご自身の用途に合うレンタルショップを見つけることが大切です。 実店舗のあるレンタルショップだと、試着や実際に素材を確かめることができるため、より安心してレンタルすることができますよ!

まとめ

この記事では、平均的な制服の値段から具体的な節約方法まで幅広く紹介してきました!

お仕事でのイベントや、映画・テレビ・CM・広告などのあらゆる撮影でも利用されることの多い制服ですが、しっかりした素材の制服を一式そろえるのには、まとまった出費やお手入れが必要になってくるでしょう。 そんな制服一式を購入するのは予算的に厳しいという方へ、レンタルがおすすめです!

CORD3Uniformでは豊富な種類とサイズの学生服を取り扱っているため、ミュージックビデオ、TV・CMで様々な企業様にご利用いただいております。企業様以外にも一般の方へのレンタルもおこなっており、制服ディズニーや会社の余興用に借りられる方も多いですよ!(実際にレンタルされた衣装↓)

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出典

(令和5年10月23日)学校制服の取引実態に関する事後検証報告書について

学校保健統計調査-令和5年度(確定値)の結果の概要